2015年9月26日土曜日

母の年齢別にみる出生数の推移(1950~2014年)

出産の高齢化が進んでいます。どのように推移しているか実際のデータでみてみましょう。

1980~2000年頃にかけて、30代の母親のシェアが急上昇していってます。
昔は20代後半がトップだったところ、現在は30~34代の母親の出産が最も多くなっています。
また、35歳以上(40歳以上含む)は現在もシェアが伸び続けており、出産の高齢化は続いている状況といえます。

背景としては、女性の社会進出に加え、医療の発達により高齢での出産を支える環境が整ってきていることも後押ししているからでしょうか。


次に女性人口千人に対して、それぞれの年代の出生数を見てみます。
ここでも30歳以上が強いわけですが、上の年齢ほど人口構成比率が高いことがいくぶんか影響している可能性はあります。

実際の出生数の推移を見てみましょう。
30歳以上の頑張りにより踏ん張ってはいますが、合計数としてはじわじわと減少しているのが実態です。

30歳以上に絞ると出生数は増えているということがいえるのでしょうか?
30歳以上に絞った推移を見てみましょう。


35歳以上では少しずつですが増加のトレンドにあるようです。
一方、30~34歳は下降しています。
シェアではトップですが伸びとしては頭打ちになっており、より高齢化に進んでいるという背景がありそうです。


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