2015年9月26日土曜日

がんの部位別「罹患数」「死亡数」の推移(1975~2011年)

近年の癌の罹患数についてみていきます。

罹患数

男性で罹患数が多い癌の部位(2011年)

  1. 前立腺
  2. 大腸
  3. 結腸

2011年で2番目に多い「前立腺」だが、1975~2011年までの部位別の推移を見ると、実は近年の急上昇があったことが見て取れます。
現代人の何かしらの生活習慣変化が影響を与えているとは思いますが、原因は何なのでしょうか。
 


女性で罹患数が多い癌の部位(2011年)

  1. 乳房
  2. 大腸
  3. 結腸
女性で特筆すべきは、「乳房」です。
2013年以降の数字のみですが、最も上昇率が高く、他を引き離して圧倒的に多くなっています。
男性の「前立腺」同様に生殖器官であり、男女共通して現代人のどんな側面が生殖器官に影響を与えているのでしょうか。

死亡数

男性で志望数が多い癌の部位(2013年)


  1. 大腸
  2. 肝臓
  3. 膵臓
男性の死亡数は「肺」が圧倒的に多く伸び続けています。肺というとタバコとの関連性を想起しますが、喫煙者が減っているであろうなかでも伸び続けているのが不思議です。もう少し時間がたつと伸びが止まるのかもしれません。

一方罹患数が最も多く、昔は一番死亡数が多かった「胃」は、他の部位と比べ件数が伸びておらず、医療の進化によるものか、人の生活習慣変化によるものでしょうか。

罹患数で上位の「前立腺」も死亡数にはつながっていません。

女性で志望数が多い癌の部位(2013年)


  1. 大腸
  2. 結腸
  3. 膵臓

女性の場合一番多いのは「大腸」です。
男性同様「胃」は伸びておらず、むしろ下降トレンドです。
罹患数が最も多い「乳房」は伸びてはいますが、死亡数としては6番目に位置しています。



ソース

がん情報サービス